オールドローズの花が咲きました

数年前に、庭にオールドローズの苗を植えました。ラベルには、「オールドローズ」と書かれているだけで、何という名のバラなのか、わかりません。本で調べてみたら「キューピッド」という名のバラが載っていました。うちのオールドローズは、それによく似ています。

植えた当初は、上手に育てたいという熱意から、剪定や追肥を小まめにしていましたが、全然枝ぶりが良くなりませんでした。そればかりかシーズンに花を付けずに、変な時期に咲いたり、害虫が大量発生したりしました。ところが、しばらく放っておいたら、元気になってきました。今年は花数が少ないですが、一つ一つの花が大ぶりで綺麗です。

子供の頃の楽しみは、何と言ってもお祭りでした。見慣れた神社の境内が限られた時間にせよ、極彩色に彩られ華やかなお囃子に飾られ、正に夢の空間でしたから。家庭の事情で幼い頃から慣れしたんだ町から、現在の居住地に移ってからすでに幾星霜も経た今日でさえもあの頃の楽しさは忘れられないです。成長の証しでしょうか、もう祭りに対する憧憬は特にはありませんが。

各地で晴れやかに行われている種々の祭事も、所詮は今の私のとっては他人事に過ぎないです。でも、先日旅先で偶然目にしたお祭りはやはり楽しいものでした。屋台に並べられている商品も世相に応してか、私の記憶の品々とは違ってはいましたが、やはり基本はそうは変わらない物でしたね。

安普請のその場限りの食堂であってさえも、流れてくる食べ物の匂いは子供の頃と全く同じで、自分の手足が急に縮んであの頃に戻ったかのような錯覚さえ感じた程でしたよ。とにかく満開の桜がきれいで、私としては常の「だんごより花」のモットーは忘れませんでしたが、何年かぶりで味わう生のお祭りも、やっぱり悪くは無いなと思えるのでした。

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一泊した帰り道のバスから見た、普段通りの姿に戻った神社はとても静かで、こみ上げてくる寂しさもまた同様でしたけれど。桜は前日よりもきれいには見えました。