コーヒー果実の抗酸化能力

鮮やかで美しいコーヒー果実。コーヒー豆はこの果皮と果肉に守られています。ほんの数年前までコーヒー豆を取り除いたコーヒー果皮と果肉は廃棄されるか、肥料としか使われていませんでした。

ここ数年、コーヒー果皮と果肉に高い抗酸化能があることがわかり化粧品や健康食品への利用が始まっています。しかし、コーヒー果皮と果肉を加工する際には最大の問題があります。酸化です。コーヒー豆を除いたコーヒー果皮と果肉はあっという間に酸化してしまうのです。酸化を避けるにはすぐに果皮と果肉を加工する必要があります。乾燥し茶葉程度の大きさにしたもの、パウダー状にしたもの、抽出液があります。お茶のように抽出して飲むこともできます。味は酸味のある薄いコーヒー味。化粧品として使われる際にはその抗酸化能力から美肌効果、収斂効果が期待されます。色は乾燥品も抽出液もコーヒー色。香りはコーヒーの香り。コーヒー果皮、果肉を使った商品の良いものを見分けるには、原料の加工技術についての記述を確認しましょう。ポイントは「スピード」です。その記述があるかどうかで、原料が本来の力を蓄えたまま加工されているかどうかがわかります。
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