出会いは大学の新入生歓迎コンパ「新歓」でした。 とにかく初めは何が何だか全然分からなくて、仲のいい友達に誘われてしぶしぶ顔を出している状態でした。
順番に自己紹介をして、近くの男の子と話をし始めたのですが… 同じ1年生で東海出身の子でした。ちなみに私は関西出身です。 上級生の手慣れた進行についていけなくて、ぽつんと2人だけが取り残されている感じになりました。
話してみると、とてもまじめな感じで女性慣れしていないのも好印象でした。 2人で少し早めに外に抜け出して、大学の広場で少し話をすることに。
学部を聞いてみると医学部でした。私は看護学部です。同じ医療系ですが立場としては大きな差があります。 私は恋愛うんぬんよりも、医学部に知り合いはいなかったのでお友達になってくださいと言いました。 向こうもうれしかったようで、快く連絡先の交換になりました。
その後、電話を毎日かけるようになって色んなことを話ししました。 当時はスマホじゃない普通の電話だったので電話代高くなるねと話していた覚えがあります。 気づいたら付き合っていました。 付き合ってほしいという言葉はなかったですが、彼氏と彼女という立場になりました。
5年間同棲をして、彼は晴れて医師国家試験に合格したため、私たちは結婚しました。 私は途中で看護学部に挫折して、他大学の児童学科に入学しなおしたりしましたが。 2人で協力して過ごした大学の6年間はとても貴重な思い出です。