便利屋引越し作業、客の変遷

知り合いの便利屋さんで、引越し繁忙期のみ臨時の作業員としアルバイトさせてもらって
います。もう10年近くになりますが、お客さんの層が変わってきたことを実感しています。

以前は学生さんやサラリーマンなどの単身者がほとんどだったのですが、現在は
お年寄りのお客さんが非常に多いのです。大きな家に一人で住めなくなったので
シルバーサービスの充実したマンションに引越し、というパターンもよくあります。

お年寄りの引越しで困ることは、荷物が異常に多いことです。主人か奥さん、どちらかが
先に旅立ち、部屋には荷物がそのまま残されたまま…こういった場合、引越し作業以前に
「これとこれは捨てていきましょうね」という説得も仕事のうちです。

時間が止まってしまったような部屋にある古い家具を処分するのはちょっと心が痛むのですが
引越し先に物理的に入らないので仕方がないのです。
もう一人では掃除できず、2階にホコリだかカビだかわからないものが積もって掃除が
大変だったこともあります。

以前は仕事が終わるとスッキリ爽快な気分になれたのですが、お年寄りの客さんが
増えて以降は「この人、この後一人暮らし本当に大丈夫なのかな…」と心配な思いが
残るようになってしまいました。

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