大人のピアノに適した教本

大人がピアノを弾くための曲集はいろいろと出ていますが、ちょっと気をつけたいのはハ長調のみに編曲されたものです。白鍵のみだと確かに最初は簡単に感じるかもしれないけれど、黒鍵の対して難しいというイメージを持ってしまっては、なかなか先に進みにくくなると考えられます。

ピアノは奏法上では、黒鍵がほどよく使用する曲の方が、白鍵のみのハ長調よりも弾きやすいものなのです。譜読み上でハ長調の曲が簡単なのはわかりますが、シャープ(#)やフラット(♭)が2個や3個ついても、大人にはそれほど難しくないだろうと考えます。ですので、大人のピアノと称される曲集を選択するときも、ハ長調のみの編曲ではないものを選んだほうが、のちのためにも得策だと考えられます。また、楽譜を読むことは簡単ですから、全くのピアノ初心者の方でも、教本が1冊あれば誰でも習得することが可能といえます。教育テレビの趣味悠々のピアノ講座は、片手の指1本から始める全くのピアノ初心者のための番組ですが、テキストは最初から楽譜を使用しているのです。鍵盤の位置も色を付けてわかりやすくするなど工夫されているようなので、初めてピアノを弾くという大人の方でもスムーズに入っていけるはずです。

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