ピアノ教室を選ぶに当たって、大切なもう一つのこと

私と同じ教室に通うある生徒さんは、別の教室から移って来た方です。今日はその方から学んだ事をお話します。その方は、以前別の個人のピアノ教室に通われていた方で、数ヶ月で辞めてしまったそうです。私と同じ教室に通う、別の生徒さんの紹介で今の教室にやって来られました。以下はその方が話して下さったことです、

その生徒さんは前の教室の見学へ行かれて、無事入会が決まりレッスンが始まりました。ですがトイレをレッスン後にお借りした際に、別のお教室の先生のご家族の方と鉢合わせしてしまったそうなのです。それが一度だけなら良いのですが、二度三度と続いたそうです。終いにはご家族の方に「お邪魔します」や「失礼致します」と気を遣いながら、トイレをお借りしたり、レッスン室までの廊下を行き来したりするようになっていったそうです。またご家族の方はとても冷たく、よそよそしい方だったそうです。
ピアノのレッスン室までの動線とトイレががご家族と共有で、尚且つご家族が冷たく配慮のない方だったということです。なのでその方は「ピアノ教室の申し込みをする時には、先生のご家族が生徒さんに理解がある方かどうか確認するべきね。でもきっと、理解がない、だなんて言わないだろうから。それからレッスン空間までの動線や、聞きづらいけれどトイレが先生のご家族と共有なのかも聞くべきよ。」と話して下さいました。
ピアノ教室の中には、ご家族の空間とレッスンの空間を隔てた家の作りで、レッスンをして下さる先生もいらっしゃいると聞いています。ですが空間的にどのような環境かは、実際に教室に赴いてみないと分かりません。まさか入会申し込みの電話で「トイレはご家族と共用になりますか。」と尋ねるのは気が引けるものです。
今の先生(私と同じ先生)はご自宅でお一人でお暮らしになっているのでその点安心だった、とその方は仰います。些細なことですが、先生のご家族と生徒さんという構図での関係性も、個人のピアノ教室では存在することに気付かされました。ご家族が音楽に造詣のある方で、生徒と密接に繋がり合える関係ならば良いのですが、必ずしもそうとは限りません。いくら先生のお人柄は良くても、ご家族のほうが冷め切っていては、生徒さんのレッスンへの意欲も削がれてしまいます。
決して、良い先生=ご家族がいないという訳はありません。ですが先生のご自宅やご家族も、良いレッスンを作る鍵なのでしょう。

水素のサプリメント