肩こりを肩甲骨のストレッチで解消

肩こりを完全に甘く見ていました。肩は首とつながっているわけで、肩こりが悪化すると首や頭部にも影響が出るんですよね。関係を疑うことすらしなかった頭痛や歯痛にまで影響は及ぶし、ひどくなるとめまいまで引き起こしてしまいました。

実際は肩より先に首が悪くなっていたのかもしれませんが、どちらが先かは私には分かりません。辛さを感じたのは肩こりが先でした。

最近はスマホを操作する時間が多く、下を向いている姿勢が長かったせいか、気が付くと首が回らない、上を向くと痛みを感じるってことがよくありました。

肩がこっているから首を回してほぐしたい

でも首が動かない

肩こりエスカレート

頭痛・吐き気・めまい

今改めて振り返るとかなりの悪循環でした。

肩こりを解消する方法を必至に調べましたが、「スマホ時間を減らしましょう」「スマホを目の高さまで持ち上げましょう」と書いてあったのですが、私には出来ませんでした。だってスマホで調べていたので(笑)むしろ余計に悪くなってしまいました。

肩こりの原因はスマホだけではありません。

事務の仕事をしていると毎日がデスクワークです。毎日毎時デスクワークをしていれば、それだけでも肩はこります。スマホだけ悪者扱いしていても解決しないわけです。

そもそも肩こりになる原因の多くは姿勢だそうです。昔から猫背は健康に良くないと言われますが、肩こりにも悪いそうです。スマホを操作する時も下向きになるので猫背と同じ。つまり本当の原因は自分にあります。

じゃあ肩こりを自分で軽くする方法を身につけるしかないと思いました。肩をもんでくれる人がいつも傍にいてくれたらよかったんですけどね。

普通肩がこったら、カチカチになっている肩に反対側の手をあてグイグイもみます。これがスタンダードだと思います。こうやって揉んだら少し柔らかくなって楽になることもあります。逆にこる場合もありますけどね。
あと、首を横に倒して「ボキッ!」「ポキッ!」って音を鳴らせたらOKみたいな気持ちになりませんか?周りからビックリされるという弱点もありますけど。

でも、肩を揉むよりもっと気持ちよくなる方法がありました。首筋です。肩の延長線上の首筋ではなく、もっと背骨に近い筋肉ですね。

脊椎の近くにある筋肉の筋を探してみてください。少し首をかしげると硬くなった筋が見つかりやすくなります。その筋を上から下に向かって3本指で、グリグリと押しほぐす。あまり力を入れすぎると逆にこってしまうのでご注意を。両方を同時にするのではなく片方ずつ行います。

もう一つ。肩甲骨です。天使の羽みたいな骨です。この肩甲骨を動かすことで肩の筋肉をほぐすことになります。肩がこっているとこの肩甲骨周りの筋肉が固くなっているんです。両手をダランと下に垂らした状態で、背泳ぎのような動きをしてみて下さい。肩が耳につくようなイメージで、それくらい大げさに肩を後ろに回してみましょう。

さらにもう1つ。両手を首の後ろで組みます。肩甲骨の間に鉛筆一本挟む気持ちで胸をそらしながら肘を広げてください。

いかがですか?

私はこれで肩こりが少し楽になります。でもやる時は、人目が気にならない場所でやってくださいね。いかにも歳をとっているように見られちゃうので。それに手を大きく動かすので隣の人に当たってしまわないようにも注意してください。

これで楽にはなるのですが、これだけだと根本的な解消にはなりません。辛い時の一時しのぎのようなストレッチです。またすぐに肩コリが復活してしまいます。

そこで良かったのがスローコアピローという枕を使ったエクササイズ。

なんとストレートネックにもいい方法です。初期費用はかかりますが、肩、首、肩甲骨だけでなく、股関節や足首のストレッチまでを10分程度でできる方法です。これは家でしかできませんが、一時しのぎではなく根本的に肩こりを解消したい、肩こり自体を出ないようにしたいという人におすすめです。実際に私はこれで肩がこるのは月に数回程度にまで激減しました。肩が軽くなる方法なので、肩こりが気になっている方は試されてみてはいかがでしょうか。